多重債務の返済の口座と給与口座

質問

多重債務をしています。給与の口座と債務返済の口座が同じです。友人から、口座が同じではない方がいいといわれました。同じ口座の場合、何か不都合な点がありますか?また、給与の差し押さえはどのようなときに起こるのでしょうか?

答え

給与口座と債務の返済口座は別々の方がいいでしょう

現在は返済ができているようですので、それほど問題はないようですが、もし債務整理などを行う場合に問題が生じてしまいます。
弁護士などに債務整理を依頼し、手続きした場合、基本的に債権者への返済はストップします。しかし、口座にお金が入っている場合、手続きをした後でも引き落とされてしまうのです。もし、そのまま一緒の口座にしておくと、給与が入るたびに債権者から引き落とされてしまい、生活に困ってしまうでしょう
基本的にはこのような状態で引き落とすこと(相殺)は禁止されており、もし引き落とされてしまった分は請求できますが、債務整理を行う際には、給与口座を別の口座に移し、現在使っている口座は、解約するか、残金をゼロにしておくほうが問題が起きません。

給与の差し押さえ

債権者は、返済が延滞しているときなどに財産(給与など)を差し押さえという手段をとります。ですから、返済がきちんと行われていれば、給与を差し押さえされることはありません。また、給与の差し押さえは、債権者が勝手に行うこともできません。裁判所に訴訟を起こして、勝訴を得て「債権差押命令」が出て、初めて給与の差し押さえができるのです。
もし、返済が延滞している場合、注意が必要です。先に自己破産や個人版民事再生の手続きが開始されると給与の差し押さえができなくなってしまうので、債権者は急いで「債権差押命令」を得ようとします。
弁護士や司法書士など専門家に相談するのでしたら、給与の差し押さえされる前に、債務整理の手続きを行うようにしなければいけません。そのために、早く相談するようにしましょう。

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